死に関連することば

死に関連することば

その意味をよく知らず、やり過ごしたりしがちな、普段使わない葬儀用語や死にまつわることばの意味を考えます。今回は死に方についての言葉です。すみません、読んでいると言葉の羅列に辛い気持ちになってくるかもしれません。

【怪死(かいし)】
原因不明なで自然な、奇怪な死に方のことです。死因に疑問のある場合、医師は死亡診断書を書かず、警察に変死の届出をしますが、その言葉の判断はややあいまいなものです。   

【客死(かくし)】
きゃくしとも読みますが、外国に滞在中、または旅行中に亡くなることをいいます。昔は国内でも遠方で亡くなった場合にも客死と言ったそうです。   

【犬死に(いぬじに)】
野良犬のように死ぬということからきているのかどうかは分かりませんが、無駄に命を落とすことをいいます。 
 
【縊死(いし)】
あまり聞き慣れない言葉ですが、自殺の方法のひとつで、高いところにかけたひもや綱で首をくくって死ぬ、いわゆる首吊りのことをいいます。   

【窮死(きゅうし)】
生活困窮のうちに死んだり、飢え死にすることです。一人暮らしの老人など、介護の手の届かないところで窮死する人は後を絶たない悲しい現実が、現在の日本の実情です。近代化が進むほどに増えているというのはいったいどういうわけなのでしょうか。   

【狂死(きょうし)】
気がくるって死ぬ、狂い死にのこと、もしくは狂ったようにひどく苦しんで死ぬことをいいます。   

【玉砕(ぎょくさい)】
名誉や信念を守るために、玉が砕け散るように潔く死ぬ、太平洋戦争で、部隊の全滅を美化して使われた言葉です。考えるだけで胸が締め付けられる思いがしてくる辛い言葉のひとつです。  
 
【自害(じがい)】
自らの体を傷つけて死ぬ、“自決”や“自刃”と同じ意味の、自殺のことです。    

【殉死(じゅんし)】
死んだ主君の後を追い、臣下が自決すること。古代中国では殉死した臣下は、死んだ主君を取り巻くように埋葬されたそうです。それほどまでに忠誠心が強かった、時代の波を想像します。   

【凍死(とうし)】
異常な気温の低下によって全身が衰弱して死ぬことです。人間は直腸温が35度になると疲労やだるさの症状が出てきて思考力が低下し、30度になると意識が混濁、心拍も不整となります。手の施しようがなくなるのが26度の限界温度。死の直接原因としては、血液の粘性増加と、抹消血管の収縮によって心臓の負担が増えることからだそうです。   

その他、【水死】、【墜死】など。